今回はPython3で仮想環境を作れるvenvを使い、PythonのWebフレームワークであるDjangoを動かす方法をメモします。
仮想環境を作ってプログラムを動かすメリットは、既にパソコンにインストールされているライブラリの影響を受けない環境で、プログラムを実行できる点です。
フレームワークとは、アプリケーションを作る土台の事で、既にある一定の機能を含んでいるソフトウェアです。
Pythonで動的なWebサイトを作る時には、Djangoを使用します。
Contents
フォルダの作成
まずMacのターミナルで書類(Documents)フォルダに移動して、testjangoというフォルダを作成します。
フォルダ名は、任意のつける事ができますので、後でみた時に判別しやすい名前にした方が良いでしょう。
cd Documents
mkdir testdjango
cd testdjango
仮想環境を作ります
python3 -m venv testdjango
仮想環境を起動させます
. testdjango/bin/activate
ドットの後に半角スペースを入れます。
起動させると頭に(フォルダ名)が表示されます。
(testdjango) ユーザー名-no-MacBook-Pro:Documents ユーザー名$
ユーザー名は、ご自身のPCの名前になります。
Djangoをインストールします
pip install django==1.6
Installing collected packages: django
インストールに成功しました。
Successfully installed django-1.6
djangoのプロジェクト名をつけます
django-admin.py startproject mysite
ここで下記のエラーが発生しました。
AttributeError: module ‘html.parser’ has no attribute ‘HTMLParseError’
解決方法
djangoの異なるバージョンをインストールします。
具体的には、バージョン2.1をインストールした。
pip install django==2.1
この時バージョン1.6は、自動でアンインストールされるので問題ありません。
改めてプロジェクト名をつけます
django-admin.py startproject mysite
ここでは、mysiteという名前のプロジェクトフォルダを作成しました。
プロジェクトフォルダに移動します。
cd mysite
サーバーを起動させます。
python manage.py runserver
下記のように表示されます。
Django version 2.1, using settings ‘mysite.settings’
Starting development server at http://127.0.0.1:8000/
ブラウザでhttp://127.0.0.1:8000/を開きます。
下記の画面が表示されればDjangoの構築は成功です!
The install worked successfully! Congratulations!
公式サイトからの引用
ここでちょっと注意しておきましょう。このサーバは開発中の利用だけを考えて作られています。絶対に運用環境では 使わないでください (筆者たちの専門は Web フレームワークであって、Web サーバではありません)。
終了する時
終了させる時は、キーボードのcontrolとCを押すと、ターミナルがコマンド待ち状態に戻ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はMacで仮想環境を構築して、PythonのWebフレームワークであるDjangoの構築を行いました。
この記事が皆様のプログラミングの一助になれば幸いです。