Pythonのデータ型について
プログラミングするとき、値を文字列か数値かによって「データ型」というものに分けて考え、扱います。
分類 | データ型 | 内容 | 例 |
数値型 | int型 | 整数リテラル | 3 |
数値型 | float型 | 小数点数リテラル | 1.23 |
文字列型 | str型 | 文字列リテラル | おはよう |
ブール型 | bool型 | True、False | True, False |
リテラルとは、ソースコードの中で扱う値のことです。
print( ) 関数
print関数は、プログラムの結果を表示させるときに使います。 例えば次のように書きます。
print(100) print('おはよう') print(3.14) print("100")
上記のプログラムの結果は、このようになります。
100 おはよう 3.14 100
注意する点があります。 1番目の100と4番目の100は、同じ表示ですが、データ型が異なります。 データ型を確認するには、type( )関数を使用します。
type( )関数
type関数は次のように使います。 丸括弧が二重になっていることに気づくと思います。
print(type(100)) print(type('おはよう')) print(type(3.14)) print(type("100"))
結果はご覧の通りです。
<class 'int'> <class 'str'> <class 'float'> <class 'str'>
1番目のデータ型は、int型であるのに対して、4番目は文字列型のstr型になっています。 これは100をダブルクォーテーションで括ったためです。 数字を数値として扱うときは、そのまま数字を書きます。 数字を文字として扱うときは、シングルクォーテーション(’)または、ダブルクォーテーション(”)で括ることが必要です。
変数
プログラミング言語では、必ず変数という仕組みを使います。 変数は、値を変数として定義した部分に保存する役割があります。 実際に見た方がわかりやすいでしょう。 nameとageは、任意に名付けた変数です。 その変数に値を入れているのが、下記のプログラムです。 最後にprint関数で表示させるプログラムを書いています。
name = "パイソン太郎" age = 24 print(name) print(age)
結果は次のようになります。
パイソン太郎 24
次に変数どうしをつなげてprintしてみましょう。
name = "パイソン太郎" age = 24 print(name + age)
このプログラムの結果はtypeエラーとなります。
TypeError: can only concatenate str (not "int") to str
これは、異なるデータ型の変数同士をつなげたためです。 データ型は揃えないとつなげることができません。 次のようにプログラムを書き直しましょう。 ageはint型なので、str( )で括って、文字列型に変更しましょう。
name = "パイソン太郎" age = 24 print(name + str(age))
結果はご覧の通りです。
パイソン太郎24
パイソン太郎24というのは変なので、文章に書き換えます。 文字列を” “で括っています。 変数と文字列をつなげるときに + でつなげています。
name = "パイソン太郎" age = 24 print("私の名前は" + name + "です。" + "年は" + str(age) + "歳です。")
結果は次のようになります。
私の名前はパイソン太郎です。年は24歳です。
まとめ
Pythonのデータ型とprint関数、type関数、変数について書きました。
最後までお読みいただきありがとうございました。